旧日本軍が448の洞窟陣地を構築

ソウボン海軍特攻隊基地
ソウボン海軍特攻隊基地

韓国洞窟安全研究所と済州島洞窟研究所は光復76周年を迎え「近代戦争遺跡の済州島の旧日本軍洞窟陣地(要塞)現況調査および証言採録報告書」を発刊した。

同報告書によると、現場確認調査を行った結果、旧日本軍の洞窟陣地(要塞)の数は計120ヵ所に448ヵ所だ。

このうち、御乗生岳複郭陣地、カマオルム抵抗陣地、ソウボン海軍特攻隊基地、ソッアルオルム前進拠点、松岳山海軍特攻隊基地、城山日出峰海軍特攻隊基地、松岳山ムカデ型洞窟陣地など7ヵ所は、国家登録文化財に指定された。しかし、その他の375の洞窟陣地(最近)は事実上放置されている。

敗戦直前、旧日本軍は本土防衛の最後の拠点を済州島に選定し、第58軍7万4781人の兵力を配置する「決七号」という作戦名で、済州島全域を要塞化するのに死活をかけた。

城山日出峰をはじめ松岳山、ソウ峰、三梅峰、水月峰、楸子島をはじめとする主要海岸拠点に洞窟陣地を構築していた。米軍上陸艦艇を攻撃する海軍特攻隊の小型艦艇や魚雷などを隠すためだった。

旧日本軍はまた、済州島内陸地域のオルムには、複郭陣地、主抵抗陣地、前進拠点、偽装陣地などに戦術用途を区分し、砲兵基地、歩兵基地、支援部隊と観測所用洞窟陣地、高射砲陣地を構築した。

旧日本軍は当時、済州国際空港とアルトゥル飛行場など4ヵ所の飛行場を建設した。洞窟陣地構築過程で強制労働に動員·収奪されたことを直接目撃した13人が2004︲2005年に証言した内容も載せられた。

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