済州「四·三」犠牲者に対する国家補償金支給が最近始まった中で補償金を寄付する動きが続いている。
済州「四·三」犠牲者遺族会によると、「四·三」生存犠牲者のカン·スンジュ氏(90)が「『四·三』義人の広報と平和のために使ってほしい」と国家補償金1000万ウォンを遺族会に寄付した。

18日、高齢のカン氏の代わりに遺族会を訪れた息子のカン·ギョンドン氏は、故ムン·ヒョンスン元城山浦警察署長(1897~1966)の義を後代に広く知らせたいという父親の意思を寄付金と共に伝えた。

カン氏は70余年前「『四·三』義人」ムン前署長のおかげで命を救うことができた。ムン前署長は1950年8月「予備検束者を銃殺せよ」という戒厳軍の命令に「不当なので履行できない」として執行を拒否し数百人を救った。 カン氏も当時罪なく拘禁され、ムン前署長のおかげで生き残ることができた。

また同日、独立有功者で「四·三」犠牲者であるハン·ベクフン志士の孫ハン·ハヨン氏(76)も遺族会を訪れ、本人分の補償金375万ウォンを「平和と人権、和解と共生の価値実現のために使ってほしい」と寄付した。

ハン志士は1919年済州市朝天で起きた「三·一」万歳運動を主導し、咸徳里長を勤めていた1948年に住民を虐殺しようとする討伐隊を引き止める過程で暴徒に追い込まれ、犠牲になった。

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