民団中央本部の新団長に選出された金利中氏(中央)
民団中央本部の新団長に選出された金利中氏(中央)

在日本大韓民国民団(民団)は先月28日、東京の韓国中央会館で定期中央大会兼団長選挙を開催し、中央本部の新団長に神奈川県本部常任顧問の金利中氏(64)を選んだ。任期は3年。同氏は団長選挙で347票を獲得し、128票の金泰勲(キム·テフン)中央本部副団長を下した。
金氏は関東学院大を出た後、民団神奈川県地方本部の監察委員長や団長などを務めた。民団関係者によると、同氏は朝鮮学校を出ている。朝鮮学校出身者が民団中央本部の団長に就くのは初めてという。
金氏は選挙の所信表明で、組織内の対立などで混乱が続く民団の問題点を指摘。ワンチームで民団の再構築に乗り出すと意欲を示していた。
議長は呉英義候補の辞退により単独候補となった任泰洙氏が選出された。監察委員長選挙では金春植候補が314票(中央委員·代議員263票、選挙人51票)を獲得、176票(中央委員·代議員153票、選挙人23票)の李根茁候補に差をつけて金氏が選出された。
中央選挙管理委員会の崔鐘太、呉公太委員長から新3機関長に当選証書が授与された。

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