のり巻きを売って集めた全財産を寄付し、40年間障害者のために奉仕してきたパク·チュンジャさん(95)が最後まで家賃保証金を寄付してこの世を去った。11日に亡くなった パクさんは、生前明らかにしたとおり、暮らしていた家の保証金5千万ウォン(約450万円)を寄付した。
10才頃に学校を中退したパクさんは2008年「お金がなくて学業がしにくい子供たちを助けたい」として毎日、南漢山城の街角で登山客にのり巻きを売って集めた3億ウォン(約2700万円)を社会に寄付した。
また、知的障害者11人を自宅に連れてきて、実の子のように育てながら、障害者グループホームの建設基金として3億ウォンを渡した。
以後にも「死ぬ前に少しでも多く分かち合わなければならない」と寄付を継続し、2021年には韓国の大手、LGから義人賞を受賞した。
2021年には青瓦台(大統領府)の寄付·分かち合い団体行事に招請され、参加者たちの胸を濡らせた事情が公開された。当時、パクさんは父親の下で育ち、日本の巡査の目を盗んでのり巻きを売ってお金を稼いだ子供時代を思い出した。
パクさんは「そのように稼いだお金で私だけのために食べ物を買いたかったけど、とても幸せで他人にもあげたかった。お金のない人にお金をあげれば、この幸せを与えることができた。分かち合うことほど気持ち良いことはなかった」と涙を流したという。

저작권자 © 제민일보 무단전재 및 재배포 금지